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トントンの言葉に一瞬動きを止めると瞳を瞼に隠した鬱
小さく息を吐きもう一度開いたその瞳はいつもの藍を宿していた。その変化に思わず息が漏れると
ut「僕らしくなかったわぁ」
tn「昔みたいやったでw」
ut「いやん、恥じゅかしい！」
tn「きしょ」
ut「急に辛辣になるやん、乗れや」
「…ふふw」
2人の掛け合いに小さく笑みが零れると視線をコチラに向けた2人の顔にも笑顔が灯った
ut「兎も角耳の事はすまんかったわ」
「いいよ。昔してたし」
tn「グルさんにも報告するし、またなんかあったら言うんやで」
「その前に逃げるよ」
肩を竦める彼女に「やったれやったれw」と乗り気な2人と身内の曝露混じりに雑談し一区切りついたところで帰ることにした
「んじゃそろそろ帰るわ」
tn「気ぃつけてな」
ut「あ、Aちょい待ってや」
「ん？」
呼び止められ振り向くと恐らくラピスラズリと思われる石がついたネクタイピンを取り襟に挟む鬱。首を傾げ視線を往復させていると、
ut「それあげるわ」
「え、でも…ッうわぷ！？」
tn「…外寒なって来たし今度来る時返してや」
ut「やだぁ♡トンちだ・い・た・ん♡」ｷｬｯ
tn「豚箱に入るか？」ｲﾗｯ
「ぁ、ありがとう？」
ut.tn「気ぃつけてな」
戸惑った様にネクタイピンとマフラーを触りながら帰って行った彼女の背中に手を振り見えなくなると
tn「“尊敬”、やったか？」
ut「お？童帝の癖によぉ知っとるなw」
tn「お゛ん？」
ut「ちなみにトンちのも“束縛”やで？w」
tn「え゛、いや…ッ！…のも？」
ut「ふはw冗談やってw僕のはどちらかと言うと」
独占欲、に近いけどな
言葉にせずに暈した鬱を怪訝に見下ろしたトントンの視線を躱し背を向けた鬱は抑えきれずに吊り上がった口元を掌で隠しながら監視室へと歩き去った
その背中を見ていたトントンは
tn「…はぁ」
幹部の中で１位２位を争う位に嘘が上手い鬱がアレだけオープンに感情を剥き出すのを初めて見たトントンはモヤモヤと疼く胸元を抑えながらもう一度彼女が出ていった扉を眺める
tn「こーゆうん苦手なんやけど」
彼がDTである理由もモテない事では無い。ただ血筋の事や今までの事もあり今を守る事が最優先である為興味が無いだけ
まぁ、ゾムやコネシマに街コンマスターなんて弄られるエミさんも結婚願望はあるがああ見えてプライドも高くそのハードルが他より高かったり、ロボロに関しては身体的トラウマもあり心が無いと言われるが意外と気にしぃなのが関係している
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霧幻(プロフ) - LUさん» コメントありがとうございます┏〇゛最後まで頑張ります！ (9月20日 7時) (
レス) @page37 id: 495a1b59b2 (このIDを非表示/違反報告)
LU - わ〜！！！滅茶苦茶好きです……！！knさんとの絡みが特に好きです……！！一気読みしちゃいました……！！応援してます‼️お身体に気を付けて頑張ってください〜〜✊ (9月18日 21時) (レス) @page38 id: cc01457125 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霧幻 | 作成日時：2023年7月15日 16時
