41話 岳斗side ページ42
岳斗side
ブレイダー試験から3日が経ち、朝早くから月見に総司令室に来るように言われ、俺達は総司令室へと向かった。
もちろん、真冬とソラもその場にいた。
あの日から一言も話していない、顔も合わせてくれない、一緒に居るのも気まずいままの状態だった。
このままじゃダメなのは自分でもわかっているが、話しかけようとすればするほど、あの時の真冬の冷たい目を思い出し、心を締め付けられてしまう。
結局何も喋らず、総司令室の中へと入っていく。
するとそこには、いつも通り椅子に座っている双葉さんと、ヒゲの生えている黒ジャージの男が双葉さんの隣に立っていた。
「おっ、来たなガキども。首を長くして待ってたぜ」
「は？ なんだこのおっさん」
「おっさんか、そう呼ぶ奴は初めてだぜ！！ ハハハハッ！！ 」
男は大きな声で笑う。何なのかと首を傾けていると、真冬が頭にビックリマークが浮かぶかのように何かを思い出した。
「も、もしかして！
「八大幹部？ なんなのだそれ、おいしいのだ？ 」
「八大幹部は、ブレイダー内で上位8人の事を言うの。でも、第2位の人が八大幹部の座に就くのを拒否したから、今は第9位の人が後釜として付いてるのよ」
「説明ありがとよ、月見ちゃん」
八大幹部……鹿波莉愛と同じブレイダーの一人か。こうやって直接話すなんて事、普通の奴じゃありえねぇって聞くけど……
「その第6位がなんでこんなとこにいるんだ？どの道俺達は脱落なんだから、呼び出す理由なんてねぇはずじゃ____」
「その事だが……君達はブレイダー試験合格となった」
……は？
耳を疑った、一瞬空耳なんじゃ無いかと考えた。
だが、真冬達の驚いた反応を見る限り、空耳じゃなく、本当の事を言っているのがわかった。
「俺達が……合格……？」
「まっ、待ってください！！ 合格って……ルール違反で私達は脱落なんじゃないんですか！？ 」
「八大幹部達との会議でも答えはそうでたのだが……こいつがな……」
双葉さんは呆れ気味に隣に立っている木下とか言うおっさんの方に視線を向ける。
「俺が他の奴らの反対を押し切ってお前らを合格にさせた。まっ、お前らを入れた責任もあるから、面倒は俺が見てやるよ」
「……なぁおっさん、俺達を合格にした理由ってなんなんだよ」
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赤猫(プロフ) - くろーさぎさん» はい、ありがとうございます！これからも頑張ってきます！ (2019年7月24日 7時) (
レス) id: 4f3a6e4e78 (このIDを非表示/違反報告)
くろーさぎ(プロフ) - 失礼致します！とても面白いです！！個人的に木下さんが好きです……�兇盍萃イ辰堂爾気ぁ� (2019年7月24日 7時) (レス) id: 472ca3e356 (このIDを非表示/違反報告)
赤猫(プロフ) - riiuさん» いいですよ！ぜひぜひ作ってください！ (2019年6月17日 20時) (レス) id: 4f3a6e4e78 (このIDを非表示/違反報告)
riiu(プロフ) - 真冬ちゃん本当すこ……あ、お願いがあるんですが…この作品のスピンオフ的な立ち位置でComitemという作品を作りたいのですが…よろしいですか？ (2019年6月17日 19時) (レス) id: d32ce14729 (このIDを非表示/違反報告)
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