39話 双葉side ページ40
双葉side
「以上が、G会場の合格者候補と脱落者候補です」
大きな楕円型のミーティングテーブルを八大幹部達と私の9名が囲んで椅子に座っている。
ゴーグルを付けた男が報告を終えると、すぐに椅子に座った。
「うーん……今回も腕利き揃いっすねー。結構タイプな子ばっかっすから、落とすのが惜しく____」
黄色いメッシュの入った緑髪の男が資料を見ながらそう言うと、右隣にいる茶髪のショートヘアの女が、男の右脇腹に強烈なストレートパンチをかます。
「ぐふぉっ！！ 」
「
「じょ、冗談っすよ
「ほんまに八大幹部の自覚がねぇへんな！ いっぺんその脳みそぶちまけたろかっ！？ 」
マリンキャップを深く被った不気味な少年が持つ犬のぬいぐるみが乱暴な関西弁口調で伊佐山に暴言を放つ。
「いや……それ
「あぁん！？ なんやと
「俺もなんすか！？ てかあだ名が酷いっす！！ 」
「何を言ってるんだ、伊佐山にピッタリのあだ名じゃないか」
「雅ちゃんまで！？ 」
「それよりも……1番気になるのは、今回の脱落者とルール違反者ですよね」
兵藤というゴーグルの男がそう言うと、全員がルール違反者と脱落者の資料を見た。
「鹿波のとこはルール違反者が多いな……4人もいるとは……」
「ルール違反以前の問題だよ。この男の子3人組は、受付の女の人を脅迫して無理矢理会場を変えたらしいからね？ りあは激おこです！ 」
鹿波はぷくーっと頬を膨らます。
私は引き続きルール違反者の資料を見ていると、ルール違反者の中に私と約束をしたあの青年の顔写真が載ってるのに気づいた。
「……園崎岳斗……鹿波、こいつはどんなルール違反をしたんだ？ 」
「えーっと……他の受験者への暴力行為、他の受験者の擬似レイヴンの奪取、擬似レイヴンの二つ持ち、他者の擬似レイヴンの使用。一度に4個もルール違反したんだよ。もったいないよねー、囲んで来た大勢のシミュレーション魔隆を一人で倒せる実力を持った子なのに」
「一人でか……
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赤猫(プロフ) - くろーさぎさん» はい、ありがとうございます！これからも頑張ってきます！ (2019年7月24日 7時) (
レス) id: 4f3a6e4e78 (このIDを非表示/違反報告)
くろーさぎ(プロフ) - 失礼致します！とても面白いです！！個人的に木下さんが好きです……�兇盍萃イ辰堂爾気ぁ� (2019年7月24日 7時) (レス) id: 472ca3e356 (このIDを非表示/違反報告)
赤猫(プロフ) - riiuさん» いいですよ！ぜひぜひ作ってください！ (2019年6月17日 20時) (レス) id: 4f3a6e4e78 (このIDを非表示/違反報告)
riiu(プロフ) - 真冬ちゃん本当すこ……あ、お願いがあるんですが…この作品のスピンオフ的な立ち位置でComitemという作品を作りたいのですが…よろしいですか？ (2019年6月17日 19時) (レス) id: d32ce14729 (このIDを非表示/違反報告)
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