25話 ページ26
岳斗side
「総司令、園崎岳斗をお連れしました」
「あぁ……ご苦労だったな」
椅子に座った白い軍服の女性がそう言うと、俺達の方へと体を向けた。
「えっと……あんたは一体____」
すると、急に右隣から肘鉄を受け、右脇腹に思いっきり食い込んだ。
「いっ……！？ 何すんだ真冬！ 一応病人だぞ！？ 」
「バカ兄！！ あんたとか失礼すぎだよ！！ もうちょっと良い態度ないの！？ この人はこのアルティネイターの総司令であり、最高責任者の
天空寺 双葉、テレビで聞いたことのある名前だ。歴代最年少にして総司令に就任したと言われている人だ。人望も厚く、実力も実績も凄いブレイダーなんだとか……
「いや、そう硬くならなくてもいい。妹さんに先に紹介されてしまったが……私はこのアルティネイターの最高責任者であり総司令の天空寺 双葉だ。よろしく頼むぞ」
「天空寺……あれ？ 月見とおんなじ苗字……」
「言い忘れてたわね、私は総司令の娘なのよ」
「……え、えぇぇぇぇぇぇぇぇ！！？ そ、総司令の娘さん！？ 」
真冬は驚きのあまり大声で叫ぶ。ソラはあまりよくわかってないようで、顔を傾けて頭に？を浮かべていた。
「総司令ってなんなのだ？ 美味しいものなのだ？ 」
「いやいや、まず食べるものじゃないからね！？ 」
「なるほど……だから同じ苗字なのか。なら納得だな」
「いやお兄ちゃんはなんで驚いたりしないの！？ 」
真冬は怒涛のツッコミを入れていく。流石ツッコミに慣れているだけはあるが、そこまで驚く事でも無い気がする事か？
「月見とは血は繋がってないがな。養子という事だ。それよりも、話がズレてしまったな。この度は申し訳なかった。君達を守るように言われていたはずなのだが……」
「言われていた？ 誰になのだ？ 」
「君達の両親からだよ」
両親という言葉が出てきて、俺と真冬は目を丸くする程驚いた。
「ま、待ってください！ 両親からって……」
「君達のご両親は、元々ブレイダーをやっていてな。実力もあって、私にとっては尊敬できる先輩だったよ」
両親がブレイダーだったのなら、俺のこのオーラが見える力も、妙に魔隆に詳しかったのも納得できる。
「でも……なんで父さん達がそんな事を？ 」
「……察していたのだろう。あの人型魔隆が襲ってくる事を」
「察していた……？ 」
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赤猫(プロフ) - くろーさぎさん» はい、ありがとうございます！これからも頑張ってきます！ (2019年7月24日 7時) (
レス) id: 4f3a6e4e78 (このIDを非表示/違反報告)
くろーさぎ(プロフ) - 失礼致します！とても面白いです！！個人的に木下さんが好きです……�兇盍萃イ辰堂爾気ぁ� (2019年7月24日 7時) (レス) id: 472ca3e356 (このIDを非表示/違反報告)
赤猫(プロフ) - riiuさん» いいですよ！ぜひぜひ作ってください！ (2019年6月17日 20時) (レス) id: 4f3a6e4e78 (このIDを非表示/違反報告)
riiu(プロフ) - 真冬ちゃん本当すこ……あ、お願いがあるんですが…この作品のスピンオフ的な立ち位置でComitemという作品を作りたいのですが…よろしいですか？ (2019年6月17日 19時) (レス) id: d32ce14729 (このIDを非表示/違反報告)
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