第10話 ページ12
(真冬side)
そらるさんに連れていかれたAを横目に天月とうらさん、坂田で服を選び始める。
あまり女性の流行には疎いのだが、どうしたものか…
「何かお探しですか？」
声をかけられ振り向くと営業スマイル全開の可愛らしい店員が立っていた。
ナイスタイミング！！と心の中でガッツポーズをしながら、質問に答える。
「その、ある子に服をあげたくて…」
「彼女さんですか？」
その言葉にドキッとする。
別に彼女ではないのにその言葉を意識してしまって、なかなか声が出なかった。
その様子を見て店員は何を思ったのか、さっきよりも笑顔で問いかけてくる。
「どんな方ですか？写真とかで雰囲気わかると探しやすいのですが…」
そう言われて、まだ僕の家にきて間もない頃唯一撮れた写真を見せた。
「なるほど…優しそうな方ですね、それならこちらの清楚な感じの服とかはどうでしょうか？」
そう言って、うらさんたちがいる反対方向へ進もうとするので、うらさんたちを呼びそっちへと向かった。
そこにはザ・清楚系な服がたくさん置かれていた。たしかにどれもAに似合いそうだ。
「おぉ、似合いそう…」
「だな、これとか良いじゃないぁ？」
「お、うらさんセンス良いですね！！」
天月たちも同じことを思っていたのか、そこのエリアを散策し始めた。
店員にお礼を言い、僕もそこの輪に加わり服を選ぶ。
「あ、これ…良いかも」
手に取ったのは襟が紺色で丸くなっているシャツとそれとセットになっている膝丈の紺色のスカート。
ひらひらし過ぎず、可愛さと綺麗さを持ち合わせるこの服にAの印象が重なった。
「まふまふのそれ良いじゃん」
「おぉ！！確かに似合いますね！」
「良いんじゃないんですか」
うらさん、坂田、天月の賛同も貰ったことだし、これに決めて、お会計を済ませた。
喜んでくれると良いなぁ…早く着たところが見たい
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 234人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月影 うるか(プロフ) - まりーさん» ご馳走って言葉がもう…ありがとうございます！それだけで嬉しいw更新はやめのできるようがんばります！ (2020年3月15日 20時) (
レス) id: 43e2ad141c (このIDを非表示/違反報告)
まりー - 夢主メイド辞めないよね....?いや辞めるっていう展開もありがとうございますご馳走ですなんだけど........めっちゃ続き気になります更新頑張ってください!! (2020年3月15日 19時) (レス) id: 6004781fa4 (このIDを非表示/違反報告)
時藤 うるか(プロフ) - 優人さん» わぁ！？見つけてくださりありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2020年2月25日 12時) (レス) id: 43e2ad141c (このIDを非表示/違反報告)
優人(プロフ) - Twitter見ていつも読んでみたいな~って思ってたんやけど、巡り会えちゃいました！！更新頑張ってください (2020年2月24日 17時) (レス) id: 0718ecff1c (このIDを非表示/違反報告)
時藤 うるか(プロフ) - まりーさん» ありがとうございます！！そう言っていただけることが何よりの更新のg動力となります！！ (2020年2月21日 22時) (レス) id: 43e2ad141c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：月影 うるか | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/uruka_ura
作成日時：2019年3月7日 17時
