春夏秋冬 (ページ2)

今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:478 hit

02 ページ2

普通に日々は過ぎていたのに

BK「A、消ゴム忘れたから貸して～」

朝礼の前、この声だけが
教室に響き渡った。

皆、静かになって
口を開けているものまでいる

何故かと言うと、

クラスの人気者が
地味な私の事を名前で呼んだからである。

BK「えっ、え、なんで静かになんだよ」

笑い飛ばすベッキョン

一番驚いていたのはパク君だった
彼もクラスの人気者である

CY「……どういう関係？」

怪しそうにこちらを見てくる。

BK「どうって、小中高同じの友達だよ
な？？」

A「え、……うん」

まともに友達がいない私の友達とか
そんなこと言ったら…

CY「お前の地味子イジリに見える」

地味子イジリ…
その言葉が胸に刺さった

BK「地味子イジリってなんだよ
お前バカじゃないのか？」

ベッキョンが言い返してくれてることも
すべてが胸にグサグサと刺さるようだった

ガタッ。

私はたまらずイスから立ち上がった

A「…体調悪いから、保健室行く。
勝手に私の消ゴム使っていいから……」

私は逃げた

何故かと言うと、
本当に気分が悪くなったから

地味子。