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・ 3day.

朝。こんなにも憂鬱な朝は初めてだ。
重い体を起こし、服を着替える。いつも通りの朝なのにこんなにも気分が乗らないのは
きっと昨日のことがあったから。

不意にマロンに会いたいと思い外に出ると、そこには北斗の姿が__________。
気づいてない降りをして通り過ぎようとすると、北斗に腕を掴まれ、そのまま北斗の胸の中へ。

「ごめん、ごめんね。」
そう言う北斗の目からキラリと光るものが1つ流れ落ちた。

「でも、なんで、。なんで俺じゃ駄目なの、? 昨日ずっと考えてたんだ。でも、分からなかった。
幸せにする必要なんてないんだよ、? Aは俺の隣で笑ってるだけでいい。
それが俺の幸せだから、。」
そう言うと北斗の私を抱き締める腕が強くなる。

「北斗、、ごめんね。こんなにも私の所為で涙を流すくらいに追い込まれてたんだね、。」
「違う。Aの所為じゃない。」
「違わないよ!! 隣で、、ずっと、北斗の隣で笑うことすら出来ないんだ。出来たらいいのに、。
神様は不公平だよね。やっと心から幸せって思える日が来たのに、、、これからなのに、。
私の全てを奪っていっちゃうんだ。」

「A、、、。」
北斗の声で私は我に返る。

「ごめん!!(笑) 私にはもう少し時間が要るみたい。友達のままじゃ駄目かな?」
「そっか、。わかった。待ってるから。でも、あんまり自分を追い込まないでね?
相談なら乗るから。(笑)」
「うん!! ありがとう!!」

「伝えたいこと伝えられたから帰るね。」
「ごめんね。わざわざ。」
「全然。あ、あとさ、 みんなに会った、??」
「ん、? あ、、、会ってない。ドタバタしててもはや忘れかけていた。」
きっと北斗に言われてなかったら彼らには申し訳ないけれど、1週間は忘れていただろう。
心の中でごめん、と謝罪をする。

「Aらしい。(笑) ならさ、明日みんなでカラオケ行くことになってるんだけど。
良かったらどう?」
「行きたい!!」
「分かった。伝えとく。次は絶対遅れないでよ。」
「気をつけます!!」
顔を見合わせて2人で笑った。誰かと笑ったのは久々だったからどこか新鮮だった。

北斗が帰ったあとも私は雨が上がり、虹の架かった空のように心が穏やかだった。
今日はいい夢が見れそうだ。










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作者名:mさん。 | 作成日時:2021年11月26日 12時

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