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私がQuizKnockに入ってから１週間ほどが経った


記事も何個か書いて


新しいライターがいると話題になっているらしい


今日は伊沢さんに呼ばれて、学校終わりにオフィスへ向かっている





『こんにちはー！』



「あ、Aちゃんいらっしゃい」



「Aちゃーん！」



『山本さん！いらしてたんですね』




山本さんとはあれからさらに仲良くなって


とても可愛がってもらっている


というか子ども扱いされているような気がする


私から見たら山本さんだって子どもっぽいけどな





『今日はどうしたんですか？』



「今日はね、Aちゃんに問題読んでほしいんだよね」



『あ、ふくらさん


私がですか？』



「ついにAちゃんも動画デビューかー」



『えっと、画面の外で問題読んだらいいんですよね』



「うん、流れは分かる？」



『いつもふくらさんのこと見てるので大丈夫です』



「やったー、Aちゃんと一緒に動画だー！」





伊沢さん、ふくらさん、山本さんと話していると


ゆっくりと扉が開いた





「こんにちは」



『拓朗！


今日は私が問題読ませてもらえるんやって』



「お、よかったやん


動画デビューやな」



『うん！』





嬉しさのあまり


拓朗に飛びつくように報告すると


微笑みながら優しく頭を撫でてくれる拓朗


私は昔からこれが結構好きだったりする





「みんな揃いましたし、動画取りましょう！」



『そうですね』





いつになくやる気のある山本さんは


私の背中を押して撮影の準備に入ろうとする





「・・・」





―――――――――――――――――――――





「はい、QuizKnock編集長の伊沢です」



「川上でーす」



「山本です！」



「ふくらです」



「ふくらさんが、画面内にいるということは？」



『画面外の神宮寺です！』



「「おおー！」」



『おおーってなんですか』



「今日は最近QuizKnockに入った神宮寺さんが


問題を読んでくれまーす」



「「いえーい」」



「心なしか山本さんのテンションが高いです」



「えへへ」



「川上もずっと嬉しそうな顔してるよね」



「してませんよ」



「みんなAちゃんのこと好きすぎ」



「初めての動画登場ですが現在のお気持ちはどうですか？」



『緊張しますが、頑張ります！


私の話はここまでにして


今日の企画はですね・・・』





初めてでどうしていいか分からなかったけど


意外と楽しいな

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