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Side Kawakami
Aが初めてオフィスに来た日
その日の撮影の後
「川上が動画出るときは
Aちゃんと山本は一緒にしないほうがいいかもね」
「どういう意味ですか、河村さん」
「嫉妬してるの丸わかりですよ」
「こうちゃんまで・・・」
それだけじゃない
その動画のコメントでは
―今日の川上さん、めっちゃ画面の外見てる気がするの私だけ？
―３：１５ 川上さん、画面外みながら微笑んでる
何があるのかは分からないけど、すごい優しい顔！
―エンディング、川上さんぼーっとしてて可愛い
無意識だった
Aの方を見ていたつもりはないし
なんならポーカーフェイスを貫けていたと思う
でも、Aがいるとどうも上手くいかない
AがQuizKnockに入るって決まった時
これからもずっと一緒にいられると思って、嬉しかった
「迂闊だったー・・・」
よくよく考えてみれば
QuizKnockは男ばかりで、女性は少数だし
AがQuizKnockのメンバーの誰かと恋に落ちることだって
大いに可能性はある
でも、山本に笑顔を向けるAを見たときは
胸が締め付けられるほど苦しかった
Aのことが好きだと自覚したのは
いつ頃のことだっただろう
小学校の頃は、いつも一緒にいて恋愛なんて考えたこともなかった
中高で学校が離れて、時々会うAが
日に日に綺麗に成長していく姿を見て
いつからか、ずっとそばにいたいと思うようになった
中高男子校だった俺には大した出会いもなく
共学に通っていたAはそこそこモテていたらしい
Aが高校1年生になった時も、クラスのイケメン生徒に告白されたと言っていた
「かっこいいなら付き合えばいいやん」
『えー、だって付き合ったら
他の男と仲良くするなーとか、拓朗に会うなーとか言うやん
他の男と、は良くても、拓朗に会うなは無理やわ』
だったら、俺でいいやん
俺ならAのことを誰よりも知ってるし
Aのことを誰よりも幸せにできる自信だってある
そんなことを口に出す勇気があれば
今俺はどんなに幸せだったか
その後、Aが彼氏を作ることはなかったが
俺に好意を寄せている様子もない
幼馴染に理解のある人が現れれば
付き合うということもないわけではない
「いや、むしろQuizKnockのメンバーは大概そうやん・・・」
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Lily(プロフ) - 泡姫さん» ありがとうございます！何度もコメントしてくださり、最後まで読んでくださって本当に嬉しかったです！本当にありがとうございました！ (2019年1月18日 21時) (
レス) id: 75dd804998 (このIDを非表示/違反報告)
泡姫 - もう本当素敵すぎます！ありがとうございます。 (2019年1月17日 22時) (レス) id: c29d185bf6 (このIDを非表示/違反報告)
燐音(プロフ) - 泡姫さん» またコメントありがとうございます！川上さん人気ですね、参考になります！ありがとうございます！！ (2019年1月17日 7時) (レス) id: ce053a5c30 (このIDを非表示/違反報告)
燐音(プロフ) - kinsakiさん» コメントありがとうございます！なるほど、参考になります！ありがとうございます！！ (2019年1月17日 7時) (レス) id: ce053a5c30 (このIDを非表示/違反報告)
泡姫 - 私も川上さん落ちがいいです！ (2019年1月16日 22時) (レス) id: c29d185bf6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：燐音 | 作成日時：2019年1月10日 1時
