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「身長差すごいな」



「Aは小さいですからね」



『小さいって言わんといてっていつも言ってるやん！』



「ごめんごめん


小さいほうが可愛いやん」



『小さい＝可愛いは成り立たへんの！


チビは不便なことばっかやねんから』





拓朗に小さいと言われて噛みついていると


周りのみなさんはぽかんとした顔をして


こちらを見つめていた





『何か、変なこと言いました・・・？』



「いや、関西弁使わないのかなとは思ってたけど」



「実際に、女の子が関西弁話してるの聞くと可愛いですね」



『あ、恥ずかしい・・・


上京した時に直したつもりだったんですよ』



「気抜くと、すぐ元に戻るけどね」



「いいじゃん、関西弁可愛くて」





そういいながら


須貝さんは私の髪をぐしゃぐしゃと撫でた





『須貝さん、私のこと子ども扱いしてません？』



「俺からしたら、子どもみたいなもんでしょ」



『子どもじゃないです！


私もう大学生ですよー！』



「小さくて可愛いから子ども子ども！」



『小さいってい言わないでください！』





私たちを囲んで温かい笑いが生まれる


いいな、こういうの、楽しくて


するとはっとしたようにふくらさんが口を開いた





「そろそろ撮影しないと」



「ほんとだ、Aを見てる？」



『いいんですか？』



「もちろん、いつか出てもらうかもしれないからね」



『じゃあ、ぜひ見学させてください』



「今日は僕も動画出ないので、一緒に見ましょう」



『はい！』





こっちこっちと手招きをする山本さんは


それだけでとても絵になる


イケメンというのは罪だ


山本さんがたとえ誘拐犯だとしても着いていっちゃいそう


まあそんなことがあるはずはないんだけど





「はい、QuizKnock編集長の伊沢です」



「川上でーす」



「河村です」



「こうちゃんでーす」



「ナイスガイの須貝です！」





撮影が始まり


その様子を私はじっと見つめた


動画の中でも先ほどのみなさんと変わらず


和気あいあいとしている





『・・・？』





山本さんにとんとんと肩を叩かれ


そちらの方を向くと


「一緒に解きましょう」と言わんばかりに


紙とペンを差し出した


山本さんの優しさに、思わず笑顔になり


ぺこぺことお辞儀をしながら受け取ると


山本さんの顔が、赤くなったような気がした





―――――――





書いてたはずの数話が消えたんですけどどうしてでしょう(謎)

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