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最初は別人だと思ってみてたけど

これ、やっぱりAちゃんだよね



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これ絶対ストーカーだよね

通報したほうがいいんじゃない？





拡散はされてないようで


あまり広がってはないけど


最近ずっとつけられているような感じはしていたし


盗撮されているのはまずい





「A、顔真っ青だけど


大丈夫？なんかあった？」





拓朗が心配そうな目で私を見つめる


それを聞いて他のメンバーも集まってきた





『なんでもない！


私、用思い出したから今日は帰るね』





心配そうな顔をしているメンバーをよそに


鞄を持ってオフィスを出る





QuizKnockのメンバーに迷惑はかけられないからでは


しばらくオフィスに出入りするのはやめにしよう





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その後も


ずっとつけられている感覚が消えることはなかった


QuizKnockのメンバーには


忙しいという理由で１週間ほど会っていない


学校の中にいる時だけは安心することできる


でも一度学校の外に出てしまえば、恐怖に体が震えてしまうのだ





「・・・ん！


Aちゃん！」



『・・・！』





学校から帰っている最中


いきなり肩をつかまれ


恐怖のあまり、手を振り払って勢いよく振り返る


そこにいたのは心配そうな顔をした河村さんだった





『あ、河村さん


すみません・・・』



「いや、こっちも驚かせてごめんね


最近全然会ってなかったから


伊沢たちが魂抜けたみたいになってたよ」





河村さんが私の隣を歩く


誰かと一緒にいると、心がほっと落ち着く





「なにか、あった？」



『え・・・』



「さっき、すごく怯えているようだったし


顔、すごいやつれてるよ」






なにもないですよ、という私の言葉とは裏腹に


私の目からは涙が零れ落ちた


一度出てしまった涙は、止まることを知らない





「Aちゃん、これから予定ある？」



『え、いや


ないです、けど・・・』



「オフィス、行こう」



『いやでも』



「今誰もいないから大丈夫」





河村さんの優しい笑顔に


後ろをついていくことしかできなかった





――――――――――――――――――――――





「ストーカー？」



『まだ、決まったわけじゃないんですけど


これ・・・』





私は河村さんに


ストーカーらしき男のツイッターを見せた


その男のツイートは止まることを知らず


昨日の写真までアップされている

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