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🐧「……リノくんの匂いする」
🐰「嫌?」
🐧「ううん、安心する」
🐰「そ、」
心臓が突然うるさくなったのがむかついたので軽い相槌を打ってから自分もベッドに潜り込んだ。生憎自分の匂いはわからないのだが隣のAの匂いがするのだけは感じた。
🐰「狭くない?」
🐧「狭い方がいいよ」
さっきから俺の彼女が無性にドキドキさせてくる。なに、狙ってるのかなこいつ。可愛い顔して俺を落とそうとしてくるなんて悪いやつだ。
🐰「Aちゃん、おいで」
🐧「ん、ぎゅーして」
声をかけると猫みたいに擦り寄ってくる。彼女の頭に鼻を埋めてすぅ、と息を吸うといい匂いがした。まるで変態みたいだけど大好きな女の子が隣にいたら誰だってすると思う。
🐰「寝れそう?」
🐧「んー……」
🐰「今日は沢山頑張ったもんね」
🐧「それもあるけど……リノくんの腕の中だから、緊張してる」
🐰「……あー、……」
ねえ、俺よく頑張った方だと思うんだけど?世界一愛おしい女の子がこうやって誘ってくるんだもん、こんなので手を出さない奴の方がおかしいよ。
🐰「A、今のはお前が悪いんだからね」
🐧「え?」
🐰「オッパを煽った罰、口開けて」
🐧「え、っぁ、」
ぬるい熱が口元を伝って感じる。今日いっぱい我慢して泣いて疲れただろうに、また泣くことになるなんて可哀想なA。だけどお前は俺からの愛に気付いてないみたいだから、今日一晩かけて思い知ってね。
――――――――――――
🐶「ヒョン、うるさい」
🐰「……は?」
🐶「昨日寝れなかった、ヒョンがうるさくて」
🐰「……俺はうるさくしてないんだけど?」
🐶「あぁ〜そのドヤ顔やめてください。Aがうるさいのはヒョンの責任でしょ」
🐰「ㅋㅋㅋミアネヨ〜^ ^」
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作者名:おいしいねむい | 作成日時:2023年6月25日 23時