黒糖メロンパン ページ12
芥川「待て」
「小生には関係ありません、よくもまぁ…
一介の下級構成員に話しかけるお暇がありますね」
芥川に腕を掴まれて居るA。
心底嫌そうに芥川の手を振り払うと座敷牢に向かって歩き出す。
「(遊撃隊の隊長殿、何故…小生につかかって来るのでしょう?)」
座敷牢に居るＱがAに抱きつく
Ｑ「お姉さん!!おはよう」
「フフフ、はい、お早う御座います久作様」
「あ」と何かを思い出した様な声を出すとAは持っていた紙袋をＱに渡す
「以前食べたいとおしゃっていた
黒糖メロンパンを入手しました」
Ｑ「わーい一緒に食べよ!!」
「宜しいのですか?ではお言葉に甘えて」
Ｑ「お使い終わったの?」
「ええ、エリス嬢も喜ばれていました。
あ…途中で太宰殿に会いましたね」
Ｑ「…、何か太宰さんに云われたの?」
「『やぁ。其処の美しい御嬢さん、
良かった私と一緒に心中でも？』と云われました」
Ｑ「何か嫌だ…Aお姉さんは僕のなのに…」
「丁重に断って置きましたよ『小生には関係ありません』と」
Ｑ「アハハハッ!!お姉さんらしいや」
楽しそうに笑う彼の頭を撫でるA。
Aが懐中時計を取り出し見ると
「そろそろ…薬を飲まなくては」
Ｑ「僕お水持ってくる!!」
「お待ち下さい!」と焦るAの言葉が聞こえてないのかててててっと走って行き水を取りに行くＱ
「お姉さんは僕に優しくしてくれるから
僕もお姉さんに優しくする!」
と笑うＱを見て、心が暖かくなるA
Ｑ「はい!お水」
「有難う御座います」
薬を飲んでいるAをジッと見ているＱ。
Ｑ「(薬の量…増えてる)」
ムーとしているＱの頬をプニュとして微笑むA
「折角の綺麗な顔が台無しですよ?久作様」
Ｑ「やったな〜お姉さんにも仕返しだぁー!!」
座敷牢から聞こえてくる楽しそうな久作とAの声。写真を取りたいとウズウズしている首領と、首領の肩を摑んで「やめよ」と止める姐さんの姿があったそうな
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御影(プロフ) - ボンクラMONKEY ﾋﾟｰﾔの人さん» ありがとうございます (2022年11月9日 14時) (
レス) id: e37802ecfa (このIDを非表示/違反報告)
ボンクラMONKEY ﾋﾟｰﾔの人(プロフ) - ぅぁぁぁ...もっと早く見つけたかったぞこの作品......好き。(唐突) (2022年11月8日 23時) (レス) @page16 id: 7a2b040506 (このIDを非表示/違反報告)
御影(プロフ) - あると。さん» コメントありがとうございます！ (2022年9月12日 10時) (レス) id: e37802ecfa (このIDを非表示/違反報告)
あると。 - 初コメ失礼します！久作くん尊、、夢主ちゃんの性格もカッコよくて好きです！応援してます。頑張って下さい！ (2022年9月11日 13時) (レス) @page12 id: 13f95ce4a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御影 | 作成日時：2022年6月27日 18時
