素直になれない2人〈禪院直哉〉 (ページ8)

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サラバ直哉！ページ8

おい。早く部屋から出ろよ

こいつは未だに飛び蹴りを怒ってるのか

浅い男よ

『はぁ』

直「なんや、ため息ついて、残念やったな、せっかくの縁談が」

『ん？お前が言うか普通』

残念というなら邪魔しに来んな、こいつはなんなんだとムカつきながらも目の前の料理に飛びつく

別にお見合い目的ではなかったけどせっかくなのでやけ食いする。

うまい！！

『なに立ってんの、座りなよ』

はっとする直哉

『だから、こんな料理一人で食べるの寂しいから食えって言ってんの』

直「素直やないなぁー、振られて寂しいんやろ」

と席に座りながら一緒に食べる

『ほんとにあんたはそんな言い方しか出来なんだな。直哉さ、そんなんじゃ私より、あんたの将来が心配だわ』

直「大丈夫や、俺は将来の女決まってるから安泰や」

ケラケラ笑う直哉に腹が立つ。

こいつ私の人生潰す気か

『まぁいいわ。直哉の奥さんとかほんとに可愛そう、奥さんと愚痴友になろ』

直哉の奥さんはほんとに大変そうだなと完全他人事だ、

「ちょっとはこっち向けや」とボソッて言ってる言葉なんて私の耳には入ってこなかった

って言うことを思い出しながらも東京校で私はこれから生活していく！

サラバだ直哉！

もうお前に私は邪魔される人生はこれで終わり！

と笑顔で門をくぐる。