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『…っん…ぁ』
紫耀の舌が耳を這わせる。
それから唇を重ねて、すぐ舌が入って絡みつく。
何度も何度も角度を変えて。
すこし目を開ければ紫耀の綺麗な顔。
けど頭に浮かぶのは、
廉くんの声と顔。
あの後戻れば廉くんはいなかった。
日勤の看護師さんがきていた。
時計は朝の６時を回っていてもう帰宅の時間。
紫耀と同居中の私は紫耀の車で帰って
家に着いた瞬間寝室まで私の手を引っ張り強引にベットに押し倒す。
「A…お前今違うこと考えてるやろ？」
「さっきから頭が廉でいっぱいなん？」
『…ちがう』
「嘘ついてるのも、廉の事考えてるのも全部全部顔に出てる」
「なぁ、やっぱり廉が１番なん？」
なにも言えずに俯いてると
「ごめん。なんでもない」
そう言って私を優しく抱きしめて、
「俺、Aがいないの考えられんよ」
なんて弱々しくてちょっと震えた声で言うから。
また紫耀から離れられなくなる。
『大丈夫。ずーっと一緒だよ。』
そう言うとさっきより強く強く抱きしめて
「…俺から離れんといて。」
また私は紫耀にはまっていく
深い深い沼の中に
誰かが手を掴んでくれなきゃ
きっと抜けることが出来ない
紫耀の中。
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さくら(プロフ) - かれんさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです。。これからもよろしくお願いします！ (2018年3月8日 21時) (
レス) id: 34df962363 (このIDを非表示/違反報告)
かれん(プロフ) - とても面白いです。これからどうなるのか楽しみにしてます。頑張ってください。 (2018年3月8日 14時) (レス) id: 4370aec47d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら | 作成日時：2018年3月8日 13時
