世界に見捨てられた人間7 (ページ28)

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攻防に攻防を重ねページ28

真希「(式神…！！これが領域の必中！！当たるまで気付かなかった…
いや、当たるまでそこに存在しなかったのか！！)」

陀艮「(やはり…… あの男は違う……)」

直毘人「秘伝、「落花の情(らっかのじょう)」

「落花の情」御三家に伝わる対領域の術(すべ)
簡易領域のように自らは領域を展開せず必中の術式が発動し、
触れた瞬間
カウンターで呪力を解放し身を守る

陀艮「(小手調べは済んだ。力を髭の男7:スーツの男3に調整……！！)

術式解放死累累湧軍(しるるゆうぐん)」

七海「真希さん！！式神(アレら)は真っすぐこちらに
向かってくるわけではない！！次の瞬間には私達の肉を抉(えぐ)っている…
考えては駄目です、触れられたと感じたら片っ端から叩き落してください！！ほとんど呪力のないアナタにはそれしか____｣

七海が喋っている間に、陀艮の式神にやられる。

真希「七海サン！！」

直毘人「(……マズいな…式神の勢いが一向に衰えない、
まさかこの領域に付与された術式は…式神で視界が！！！)チッ！！

陀艮「海は万物の生命、その源、死累累湧軍(しるるゆうぐん)は際限なく湧き出る式神だ。弱い、オマエが一番……！！」

陀艮は真希に攻撃する。

が、真希はそれを自身の根性と根気で対抗して、打ち破った。

真希「弱ぇって言うならよぉ…一撃で殺せやタコ助！！」

陀艮「ならばオマエも、二人のように」

真希「(クソ！！しくった！！先に恵と合流しとくべきだった！！
いや、そもそも持ち出し許可なんて待たずに私が……！！)」

陀艮「喰い尽くしてやる！！」