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オマケ ページ21

裏口から旅人達は店を出て森に進む








すると森の入り口に白い豺が座って待っていた。







部下達は豺を警戒するが司令官の男は豺の目に敵意が無いことを感じ取っていた。








男「(素直に通してくれるだろうか…)」








策を考えていると豺が何かを咥え此方へ近づいてくる。









そして司令官の男にそれを差し出した。









それは一枚のメモ用紙だった。
読み終えた男は豺に頼む。









男「案内してくれ」









豺はひとつ頷くと回れ右して歩きだし、旅人達もその後を着いていく。









始めは不信に思ってた部下達もこの豺が少女の相棒だと知ると素直に従った。









森の中は霧が深く道案内無しでは又遭難しかねない。









軈て森から抜け出すことができた旅人達の先には人が通るような道が見える。









男が振り向くと其処にはもう豺の姿が無く、あれだけ濃かった霧さえも消えていた。









暫し森を見た後、旅人達は再び歩きだした。









あれから十数年









果てしない荒野を歩き続ける十数人の男達









男「────この常世の地獄から解放された刻、
我等の魂は彼の地へ・・・
貴殿の元へ赴く事だろう─────」









誓いのような意味が込められた言葉









男達の二の腕には風呂敷が巻かれていた









それは彼等に安らぎを与え、還る場所をくれた少女の物









それには筆記体で金色の刺繍が施されていた









─── Requiem ───

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マッキー(プロフ) - 続き楽しみにしてます!! (2018年12月8日 22時) (レス) id: 0346650c4f (このIDを非表示/違反報告)
ウィル - 初コメ失礼します!この小説のおかげで黒の時代の良さを知ることが出来ました これからも更新 楽しみにしています!頑張ってください! (2018年7月31日 1時) (レス) id: dbdccbb925 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - これからの投稿を楽しみにしています (2018年7月6日 21時) (レス) id: d89e7bb0b2 (このIDを非表示/違反報告)
紗夜(プロフ) - こういう逆ハーもの大好きです!更新頑張ってください! (2018年7月5日 14時) (レス) id: 39ef03ba98 (このIDを非表示/違反報告)
- こういったお話大好きなのですが最近めっきり見かけなくなってて。とても癒されました。サラサラさんのご負担にならないようでしたら是非続きを読みたいです。応援しております。 (2018年5月16日 6時) (レス) id: b90d2a0275 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サラサラ | 作成日時:2018年2月23日 1時

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