【スプラトゥーン2】私はイカ？タコ？ (ページ6)

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4話ページ6

カノン視点

…あのボーイ、いや。ヒロで合ってるよね。

ヒロはどうやら昔の私の幼なじみだったようだ。

「…ホントに覚えてないのか？」

「ホント」

私がきっぱりと言うと、ヒロは分かりやすく落ち込んだ。

ホタルちゃんが慰めてるけど、ヒロはまだ落ち込んだままだ。

「……ゴメン。じゃ」

私はその空気が堪えられず、逃げ出した。

ああ、やっぱり私は困ったら逃げ出すことしかできないな。

私が行った先は、アオリちゃんの元だ。

「アレ？カノンチャン、ドウシタノ？元気ナイケド…」

「アオリちゃん…。……アオリちゃんはオオデンチナマズを盗んだことについてどう思う…？」

「……チャント返シテホシイ…ト思ウ」

…よかった。

「実は私もなんだ…。だから……だから私と一緒に組まない…？」

「…ウン！頑張ロウ！カノンチャン！！」

「ありがとう、アオリちゃん…」

やっぱり、信用できるイカはアオリちゃんとセンパイしかいないな…。
…あれ？私って…タコ…だよね？
イカじゃない…よね？

「ア！カノンチャン、ヘッドフォン外レソウダヨ！」

と言い、アオリちゃんは直してくれた。
ありがとう、とお礼を言うと、かわいい笑顔を向ける。
……このシアワセがいつまでも続けばいいのにな…。