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3話 ページ5

カノン視点


はぁ…驚いた。

逃げるように1のとこへ来ちゃったけど…。

というかインク飛び散り過ぎ!もうあのボーイ行ったのかな…。

先に行ってみよう。

私はいなくなった仲間に恐怖を感じながら先へ進んでいった。

ついに私はデンチナマズのところへ来てしまった。


「え……」


後ろから声が聞こえたので振り返ると…あのボーイがいた。


『あ!落ちたガールちゃん!大丈夫?』


とホタルちゃんの声も聞こえた。

やっぱりなんでみんなオオデンチナマズ盗んだんだろう。


「ここで何してるんだ?……かのん…」


「なっ、なんで…っ、あ、あんたには関係、ない…」


なんで私の名前を…。

私がそう言うと、ボーイは「とりあえず後ろのナマズ取らせてくれない?」と言った。

絶対ダメ…。私はタコの味方…!取らせるわけにはいかない…!


『ガール、アンタ名前何て言うん?』


「かのん。私、ホタルちゃん好き」


でもあのボーイは嫌い。

するとボーイは後ろで声を上げた。


「えっ!?前、仲良しだったのにっ…」


『……二人は知り合い?』


「……残念ながら、私は10歳までの記憶がないの。ヒロ、私はあんたのこときら……っ…ふ、普通だよ…」


……あれ?なんでボーイの名前知ってるの?

なんで…私は一生タコのとこにいると決めたじゃん、ここで動かされちゃダメだ!

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作者名:もふもふ☆てぃあ | 作成日時:2017年9月24日 8時

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