Five stories ページ6
レイside
グランマはそこでしばらく立ち止まっていた。
空を見ているのだろうか、なんて事を思っていたらいつもの服装のママがグランマから俺を引き取り、抱き上げる。
頭を何度か撫でられるとママはグランマと何かを話して、グランマは門の方へ戻り、ママは俺を抱きながらハウスの方へ歩いていった。
──────ママの腕の中は不思議と心地よく、いつの間にか眠りにつこうとウトウトしていたその時、自分の周りに沢山の人が集まっていることが分かった。
思わずびっくりし、眠気も覚めて目を見開いた。
辺りには俺を囲んで笑顔で俺の名を呼ぶ子供達。いや、言うならば俺の兄弟になる人達、の方が正しいのか。
とりあえず俺は皆に向かってきゃっきゃっと笑顔を向けておいた。
──────────────数ヶ月後。
だいぶこの生活にも慣れてきた。
1番最初はミルクを飲まされるなんてとても屈辱で、飲もうにもあまり飲めなかったが今になってはその屈辱感も失って素直に飲んでいる。
慣れてしまえば極楽だ。
隣にはノーマンが寝こけている。エマはママの腕の中だ。ノーマンが寝息を立てながら俺の手に触れた。目を見開くが、ノーマンは薄ら笑みを浮かべながら寝ているだけだった。
いつの間にかその手は俺の小さな手を無理矢理包み込んでいた。
将来のノーマンの事を想像すると恥ずかしさが込み上げてきたが今ここのノーマンは寝ているし、しかも赤子だ。大丈夫……だろう。
自分もノーマンの手を握り返して眠りについた。
｢あら、仲良しなのね。レイ、ノーマン｣
その影でイザベラがクスクスと我が子のような眼差しで2人を見詰めていた事なんて、俺は知らない。
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ユリ - １です。更新がんばってください！ (2022年1月4日 16時) (
レス) @page1 id: fb62d32942 (このIDを非表示/違反報告)
コッペパン - 頑張って!! (2020年1月14日 1時) (レス) id: 9939f8d8a7 (このIDを非表示/違反報告)
ネギトロ81194 - え、、、、、神なんだけど、、続きめっっっっちゃきになる更新頑張って下さい！応援しています！！！！ (2019年9月17日 20時) (レス) id: b7165f1f20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：湯96_yukuro_ | 作者ホームページ：なし
作成日時：2019年6月4日 21時
