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須貝さんの作ってくれた料理は、
どれもおいしくて。
『須貝さん、
これも、おいしすぎます』
『いい食べっぷりで、
作りがいあるわ』
このごはんを、毎日食べさせてもらえるなんて。
それだけで、
どんなにつらくても頑張れそうな気がした。
踏み込んだ話はそこまでしなかったが。
たわいもない話が、
楽しかった。
須貝さんはひとつ上で、
敬語いらんよ、と言われたが。
なんとなく、敬語は取れなかった。
須貝さんは、
どうして、ここにいるのかな。
………いつか、聞いてみたいな。
『今週末から、お客様が来るから。
あと2日。
ゆるりと準備しようや。』
すっと出された右手。
『これからよろしくな、A。』
節張った大きな手は。
とても、あたたかかった。
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作者名:345 | 作成日時:2022年10月29日 19時