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side:sgi
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一瞬、だった。
………いや、まさかな。
Aが、
女、
かもなんて。
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Aがこの別荘に来てから、
早いもので、
2か月が経った。
もともと、
中性的な顔立ちだと思っていた。
肌は白くて、
男にはあまり褒め言葉じゃないが、
美人。
気が利くし、
勤務態度も真面目。
これ以上、同僚に何を望む?
おまけに食の好みも、あう。
Aが女だったら、と。
何度思ったことか。
Aの部屋の扉が開いていて。
声をかけようとしたとき、
…………見えたのだ。
胸に、布を巻く姿が。
なにか傷があるのかもしれない。
だけど。
ほんとうに、
女だとしたら。
…………俺は。
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作者名:345 | 作成日時:2022年10月29日 19時