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side:sgi
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『受付の子と一緒に。
今度飲みに行こ？』
Aは気づいていないが。
この手の誘いが何度あったことか。
(なんなら、男からもある)
Aはパッと見、
とっつきにくい感じがあるので、
まず俺が話しかけられる。
…………これで、いい。
俺の知らないところで、
Aに手を出させない。
なんだか、危なっかしいんだよな。
あいつ。
……それだけ、だ。
俺の心をざわざわさせる、
この感情の正体は、
…………なんだ？
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『……美人に言い寄られて、
まんざらでもなさそうだな、と。』
口をすこし尖らせてつぶやく。
彼女たちへの嫉妬じゃないのはわかっている。
だけど、
…………Aが、可愛くて。
(きっついわ、コレ)
俺は赤くなった顔を隠すように。
キッチンの奥へ向かった。
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作者名：345 | 作成日時：2022年10月29日 19時
