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10（side:you） ページ10
自分でも、驚いた。
わたしに、こんな行動力があったなんて。
10年ぶりに会う、須貝くん。
誕生日のお祝いをして。
そのあと。
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同窓会の間、
須貝くんは常に誰かに囲まれていて。
話すチャンスは訪れそうになかった。
須貝くんは、そのあと眠ってしまって。
これが、運命なんだと受け入れるしかなかった。と思う。
いままでのわたしなら。
幹事の、--くんと目配せして。
店の外で、このあとについて話す。
わたし、絶対顔に出てた。
『須貝の家で、サプライズしようぜ』
いいのかな、とか
急に、とか
いろんな感情がめぐって。
そっか。
わたしはいろんな人に、気を遣ってもらっている。
ありがとう。
大きく頷いた。
わたしは、須貝くんに、
ちゃんと気持ちを伝える。
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作者名：345 | 作成日時：2022年9月21日 0時
