今日:7 hit、昨日:2 hit、合計:11,654 hit
小｜中｜大
24（side:you） ページ24
流れるように、日々が過ぎていく。
………先輩との約束は、今夜。
2週間、東京にいるようだった。
あのあと、
須貝くんからほぼ毎日連絡が来ていたが。
会う勇気は、なかった。
---
『…………A？』
およそ10年ぶりの、先輩は。
『綺麗に、なったね。』
あのときのまま、
優しい目をしていた。
先輩とは、
わたしが須貝くんのことを
気になり出したときに
遠距離になり。
わたしの受験と、先輩の新生活。
すれ違う要素しかなくて。
自然と、ふたりを繋ぎ止めるものが、
なくなって、しまった。
先輩は、最後。
わたしを、傷つけないように
言葉を選んで。
………泣いてた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 71人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：345 | 作成日時：2022年9月21日 0時
