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(side:you)
福良くんのことは知っていた。
いつも学年で3番以内。
優秀な、生徒。
参加している委員会で、
前の席に座っているのに気づいたのはいつからだろうか。
みんながだるそうに参加する中、
福良くんは真面目にノートをとっている。
ふと、髪が、一箇所はねていることに気づく。
『福良くん、髪癖ついてるよ』
振り返ってこちらを見たその顔は、
貼り付けたような笑顔。
ぎこちない短いやり取り。
本心の見えない表情だった。
誰にも興味がない、
というような。
それにしても今日は暑い。
あの独特な塩素のにおいが鼻をくすぐった日のことを、
しばらく忘れられそうになかった。
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みゆ - あーもー、策士なふくらさん、めちゃくちゃタイプですっ！！！ (6月2日 23時) (
レス) @page33 id: 379497ea92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：345 | 作成日時：2022年9月17日 22時
