秘密【qk】

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(side:sgi)



こんなに1日が長いとは思わなかった。



足早にオフィスを出て、



約束の居酒屋へ。




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朝の通勤途中に、


にやけ顔のあいつに連絡をする。



『おっけー』


連絡を待っていたかのように、速いレス。



正直、仕事どころじゃない。



が、すっぽかせるほどの度胸は俺にはなかった。


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『須貝、こっち』



『おつかれ』



俺は近くにいた店員さんに生、
と告げ、



やはり、にやけているこいつの目の前に座った。



『須貝、

そんな顔してここまで来たん？』




どんな顔だろうがどうでもいいだろ。



そんな俺を見透かすように、




『焦んなって。


ちゃんと説明するからさ』



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一部始終を聞いた。





『持つべきものは、親友、だろ？』





俺は、こいつに何杯ビールを奢ればいいんだ？





『持つべきものは、親友、だ


さんきゅ』



俺は、急いで店を出た。




行く場所は決まっている。

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