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(side:sgi)
早まった、か？
連絡先を渡すなんて。
Aの顔は見ていない。
ガキか、俺は。
---
結局、
Aから連絡がくることはなかった。
困っていそうだから、
手助けをする体で、
取り繕って、
自分が傷つかないようにした。
だが、
どうだ。
現に俺は、傷ついている。
きちんと向き合わなかった罰がこれだ。
俺は次の一手がわからないでいた。
---
『須貝先生』
卒業式の謝恩会で着飾ったAが目の前にいる。
『お前の謝辞、最高だったよ。』
『ふふ、
緊張しました。
でも、本当の緊張はこれからです。
先生、
お願いがあります。
・・・
メールアドレス、
ほんもののやつ、
教えてください。
あと、で、電話番号も』
気づいたら、
手を掴んで走っていた。
抱きしめていいですか。
このかわいいひと。
---
『先生に、メール送ったんです』
『だけど、送信エラーになってしまって』
『もしかして、謎解きでしたか』
---
手書き、あるある。
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みゆ - あーもー、策士なふくらさん、めちゃくちゃタイプですっ！！！ (6月2日 23時) (
レス) @page33 id: 379497ea92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：345 | 作成日時：2022年9月17日 22時
