同居人たち。 (ページ8)

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０８. ページ8

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「むむ、むむむ無理！俺には無理！」

涼真「将暉～、少し落ち着けって」

「いや普通に考えて落ち着けるわけないでしょ！

仕事から帰ってきてご飯食べようとしたら
そこに見知らぬ女がいるんだよ！？女！

しかもなんか普通にもう馴染んでるし！」

隆「まあまあまあ」

「いやなんで隆ももうそっち側！？！

亮は！？こいつらにガツンと言ってやってよ！」

亮「俺は別に賛成でも反対でもないし」

「は！？！

普通に考えておかしいよ！！
だってここ男専用のシェアハウスじゃん！
女が混ざったら意味無いじゃん！」

涼真「いやまあそうなんだけどさ。

でももうAちゃんに戻る家はないしさ…」

「知らん女にそんな同情する必要ないだろ！！」

部屋中がｼﾝ..となった

「ご、ごめん、ちょっと強く言いすぎた」

『……いや、正論だと思います』

たしかに男専用のシェアハウスに女がひとり混ざってるなんて、そんな少女漫画じゃない限り現実ではありえないことだ。

彼の反応は、正しい。

「と、ととと、とにかく俺は認めないから！」

ﾊﾞﾝ!!..と、ドアを強く閉め、彼は階段を駆け上がった

涼真「あいつ、菅田将暉ってんだけど、
ごめんね、あいつ女が少し苦手でさ。

女の子を見るといつもああでさ……

だからAちゃんを傷つけるようなことしちゃうかもだけど、あいつのことは気にしなくていいからさ」

『……すみません』

隆「いや、アンタが謝ることじゃないんじゃない？

亮、飯あっためて」

亮「人遣い荒いなあ」

さっきの男の人……菅田さん。

正しい菅田さんの態度に少し肩を落としていたら、

亮「……まあ、元気出せば？」

と、湯気が出た美味しそうなホットケーキを作ってくれた。

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