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34. ページ34

( 涼真side )





Aの同僚の窪田と飲み比べを始めて数十分後、

とうとう店長からのストップが入ったので休戦にする



「お、お前結構やるじゃんか.....」


「そ、そっちこそ…!」



一気にアルコールを摂取したせいか、

それともお腹空いたままアルコール入れたせいか、

なんだか酔いが回るのがいつもより早い




「あれ……、」


「しっ。気持ちよさげに眠ってますから」




少し離れた席で飲んでた2人に近寄ると、

仕事の疲れのせいか、Aは突っ伏して寝ていた



どうやら、もうお開きのようだ




.




.





居酒屋からの帰り道。


窪田と揉めたが、俺とAの最寄り駅が同じことを伝えたら(間違ってはいない)、快く…とまではいかないが俺に任せてくれたので、彼女をおんぶしている




大志「可愛いですよね、Aさん」


窪田「え、」


大志「明るくて接しやすくて。見ていて飽きない」




俺におんぶされて気持ちよさそうに寝ている彼女を

どこか愛おしそうに見つめながら、大志は言う




大志「2人とも好きなんでしょ?なんで告白しないんですか?」


窪田「お、俺は別に、…好きとかじゃない」


「…好きだけどさ。気づかない方がいいこともあるだろ」


大志「……ふーん。まあ、俺にはよくわかんないっす。

…なので、俺Aさん狙っちゃおうかなあ」


窪田「は?」


大志「Aさんのルックスだと周りに自慢できるし。

スタイルも良くて結構レベル高くないっすか?」


「お前なあ、」


窪田「Aは!…そんな簡単に振り向いてくれねえし。それに、軽く扱っていい人間でもねぇから」


大志「……はは、窪田さん怖」




口を引きつきながら笑う大志に、

これまでかというほど睨む窪田。


はいはい。ここでも巡り争い起こってますよ。怖。




大志「じゃあ、俺ここなんで」


「おう。気ぃつけろよ」


大志「うっす」




軽くお辞儀をして帰宅する大志を見送り、

ここから徒歩で帰れる距離の家の方向へ歩き出す




窪田「……あの、やっぱ俺家まで送ります」


「あー、大丈夫大丈夫。こいつの家知ってるから」


窪田「え、なんで…何で知ってるんすか?」


「あ…うーん。まあちょっと事情があってねぇ」


窪田「事情…?」




え、めっちゃ疑われてるじゃん、俺。

めちゃくちゃ怪しい目で見られてるじゃん

まあ、間違ったことは言ってないしな。









窪田「………じゃあ、Aのことお願いします。」





.

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さきいか(プロフ) - ゆなさん» ありがとうございます。更新頑張りますね! (2019年10月15日 3時) (レス) id: 8c3c074b8c (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - すごく楽しみです。更新お願いします! (2019年10月14日 17時) (レス) id: ca3b9c2607 (このIDを非表示/違反報告)
さきいか(プロフ) - ちなつさん» 嬉しいです、ありがとうございます! (2019年5月15日 3時) (レス) id: cac4f75934 (このIDを非表示/違反報告)
さきいか(プロフ) - ゆかりさん» ありがとうございます!がんばります! (2019年5月15日 3時) (レス) id: cac4f75934 (このIDを非表示/違反報告)
ちなつ(プロフ) - 更新楽しみです! 待ってます! (2019年5月14日 14時) (レス) id: 44f445155c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さきいか | 作成日時:2018年8月31日 12時

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