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プロジェクターに入れたDVDが始まり、

5分間くらい流れたのだが、どうも様子がおかしい



薄暗く少しボロい洋風造りの家に

薄気味悪い感じで女性が怯えている




『よ、吉沢さん、』


「ん?」


『これ本当に私が見たかったやつですか?

今のところラブロマンス要素ないのですが…』


「あっ、ごっめーん。

それ無くて、違うのにしちゃった」


『はっ!?!』


「ごめんごめん」


『こ、ここここれってもしかして…』



私の苦手なホラーでしょうか…?






「ふふ、秘密」



口角の端を片方だけ上げ、

少しだけ楽しそうに笑いながら、

シーっと人差し指を鼻の前に持ってくる彼


そんな姿も様になってるから何も言えなくなってしまう




.








『ひっ……』





ぺちゃり、と近づく足音

恐る恐る後ろを振り向くと…




「うああああああ!!!!」


『ぎゃああぁぁぁぁああ!!!』




怖いもの見たさで、

目を逸らしながらもちらちら見てて

どきどき心を整えてた矢先、

映画からではなく、お隣に脅かす方がいて…





『なっ、何するんですか!!!』


「ははっ、ごめんごめん」


『し、心臓飛び出るかと思った…』


「嫌だ嫌だ言いつつも、ちらちら見てるAが可愛くてさ」





引き笑いになるほど、お腹を抱えて

息するのが辛そうにしながら笑う彼


対する、今でも心臓がばくばくしてる私




『もう、こんなの消してやりますっ!!!』



リモコンの停止ボタンを押して、

プロジェクターの電源ボタンを押す



「怒っちゃった?」


『べ、つに!!だって怖くなかったし!』


「とか言いつつ、びびってたじゃん」


『驚いただけです』


「やっぱり怒ってるじゃんか」


『もっ、もう戻ります!!』


「まあまあ…、」




『えっ、…ちょっと、』




ベッドから出てドアに向かう私

それを引き止める吉沢さん



彼は私を後ろから抱きしめて、

ドアに鍵を静かにかけた




「ひとりで寝るのは怖いでしょ?

俺たち、一緒に寝よっか」









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さきいか(プロフ) - ゆなさん» ありがとうございます。更新頑張りますね! (2019年10月15日 3時) (レス) id: 8c3c074b8c (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - すごく楽しみです。更新お願いします! (2019年10月14日 17時) (レス) id: ca3b9c2607 (このIDを非表示/違反報告)
さきいか(プロフ) - ちなつさん» 嬉しいです、ありがとうございます! (2019年5月15日 3時) (レス) id: cac4f75934 (このIDを非表示/違反報告)
さきいか(プロフ) - ゆかりさん» ありがとうございます!がんばります! (2019年5月15日 3時) (レス) id: cac4f75934 (このIDを非表示/違反報告)
ちなつ(プロフ) - 更新楽しみです! 待ってます! (2019年5月14日 14時) (レス) id: 44f445155c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さきいか | 作成日時:2018年8月31日 12時

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