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仕事も1週間無事に終え、
今日は待ちに待った菅田さんとのデートである。
デートということなので、
今日は少しだけ張り切ってみた。
家に出る前、吉沢さんに褒めてもらえたから
いつもはやらない巻き髪もバッチリメイクも
運良く上手くいったということであろう。
ベタな待ち合わせ場所の時計台下に
時間まで残り10分といったところで待っている
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「A〜!」
『あ!菅田さんと新田さん!』
真剣佑「ごめんごめん。お待たせ」
『大丈夫です、今来たところなんで!』
菅田「……用済んだらすぐ帰るから」
『はーい!じゃ、行きましょ行きましょ!』
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最寄り駅のショッピングモールで
今日はお買い物。……にしても、
「ねえ、あの人かっこよくない?」
「どっちタイプ?私、あの黒髪の人!」
「私おしゃれ眼鏡かけてる方がいい!」
「隣の人彼女かな?」
「え、でも2対1っておかしくない?」
「なにあの状況。羨ましい!」
視線が痛いィィイイイイ
たしかにこのお二方……いや、
家に帰れば更に三名の方はみんな
美形に美形を重ねた人達だ。
慣れって怖い。この人達が芸能人級な顔触れだということを忘れていた……
ごめんなさい。私が隣にいてごめんなさいい!!!
真剣佑「A?どうした?
何かめっちゃ距離取られるんだけど」
『視線が……びしびしきます……』
真剣佑「ああ!たしかに!
A可愛いもんね!みんな振り向いてるもん!」
いや、違う。この視線は断じて私のものでは無い。
私のものであってもそれは嫉妬の視線であろう。
なんであんなちんちくりんな奴がこんな美形2人に囲まれてるんだって思われてるのだ。
やっぱり新田さんは天然な人たらしだと思う。
菅田「お前、どんな服が好きなの?」
『うーん。何か自分的にはスカートとかそういう女の子らしいのって似合ってなくて。いっつもパンツ 買いがちなんですよね。仕事場でも履けるし』
菅田「もったいない」
『へ?』
菅田「あんた、スタイルいいんだし綺麗な顔立ちしてるんだからもっと自分に自信もった方がいいよ。絶対スカート似合うから」
『す、菅田さん』
菅田さんからまさかお褒めの言葉を頂けるなんて思ってなかったから、嬉しさと恥ずかしさで何だかパンクしそうです。
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さきいか(プロフ) - ゆなさん» ありがとうございます。更新頑張りますね! (2019年10月15日 3時) (レス) id: 8c3c074b8c (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - すごく楽しみです。更新お願いします! (2019年10月14日 17時) (レス) id: ca3b9c2607 (このIDを非表示/違反報告)
さきいか(プロフ) - ちなつさん» 嬉しいです、ありがとうございます! (2019年5月15日 3時) (レス) id: cac4f75934 (このIDを非表示/違反報告)
さきいか(プロフ) - ゆかりさん» ありがとうございます!がんばります! (2019年5月15日 3時) (レス) id: cac4f75934 (このIDを非表示/違反報告)
ちなつ(プロフ) - 更新楽しみです! 待ってます! (2019年5月14日 14時) (レス) id: 44f445155c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さきいか | 作成日時:2018年8月31日 12時