喋ってよ！お嬢さん 2

本心 ページ33

一応落ち着いたため、ころんに話を聞くことにした

(ころん、何した？)

私の予想は多分ころんが美世のことを刺激したのだろう

ころん「………」

下を向いたまま話そうともしない

黙りか？あ？いい度胸だな

(おい、もしかすると美世のことを救えるかもよ？)

ころん「えっ？」

パチっと目を見開いた

(あの事についてふれただろ)

ころん「………(コクン)」

あの事とは美世がされているイジメだ

下駄箱のは直接見てはいないが、先生に話を聞けた

ころんも現場に行ったそうだ

それをななもりさんが隠したから気になったのだろう

(私はアレをやった犯人を知ってる)

ころん「なんで…」

(教えてやるから、何したか教えろ)

少しためらったが、口を開いた

ころん「下駄箱のやつ、なーくん隠してて僕気になって…それで美世に「アレどうしたの？」って聞いたら「あなたも私をイジメるの！？」っていって押し倒された」

イジメられてる自覚はあるんだな

ころん「こんな風になるとは思わなかったね。」

(考えて行動をしろ)

ころん「美世は？」

(ななもりさん達に任せてる。多分落ち着くだろう)

ころん「ふぅーん、そっか。で、教えてくれるでしょ？」

(うん、教えるよ)

教えて損はないからね

多分みんなは力になってくれる

サッとスマホを取り出し、更衣室で録音した音声を流した


モブ女2《悪い女w》

モブ女1《でもさぁ、下駄箱のゴミはヤバかったねw》

モブ女4《集めるの大変だったよwアハハw》

モブ女1《変なところで努力は草》

モブ女2《あれで不登校か自○すればいいのにね〜》

モブ女《キャハハハハハww》



(ほら、どう？証拠はあるよ？)

写真もちゃんと見せた

ころん「…へぇー、最近生徒会来てなかったのはそういう事だったんだ」

(ゆーこと)

ころん「先生達に見せるの？」

(んー、どうしようか迷ってる)

ころん「なんで？」

(先生を信頼出来ないからかな？)

ころん「どうして？」

(小学生の時に「イジメはイジメられる人にも原因がある」って私がイジメられてる時にいわれてさ)

ころん「意味わかんね」

(先生ってイジメには気づかないし、気づいても無視。だから嫌なの)

ころん「………そっか」

(暗くなんなよw)

少し空気がドンヨリとしてしまった

(で、ころんはどうする？私はころんに委ねるよ？)

ころん「僕は…………」



ーーーーーーー
はい！いい所で切りました！
ドラマのような終わり方ですね
あと、作者が引越しだの進学などあるので更新遅くなります

・→→←（息抜きです）

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す