25、ゲバルト ページ26
zmside
憤然としながら、ゾムは監視室を出た。そして今、自分の部隊の会議室に向かうべく歩いている。
しばらく歩いていると、よく見知った人物が歩いてくるのが見えた。
zm「……トントン。」
tn「ゾムか。おはよう。」
彼は目の下に酷い隈を作っていた。おそらく徹夜でもしたのだろう。その表情からも、疲れの色がうかがえる。
zm「Aが探してたで。」
tn「……なんや、あいつか。」
あからさまに不機嫌な表情を作ったトントンに、苛立ちを募らせる。
zm「なんで昨日Aに仕事させへんかったん。」
tn「お前には関係ないやろ。」
冷たい拒絶の声に、ゾムはもう怒りを隠そうとはしなかった。
殺気を振りまきながら、荒ぶる声を押さえて言う。
zm「ベリーが言ったこと、本気で信じとんのか？」
tn「あいつは否定せえへんかった。」
zm「お前らが信じへんかったからや！！」
怒鳴り声をあげても、トントンは冷たい瞳を向けたままだった。
それがさらに、ゾムの怒りを煽る。
zm「Aが裏切ったんじゃない。Aを裏切ったんやろ！？お前らが！！」
tn「よくそんな被害者面出来るな。」
だが、返って来たのはさっきと変わらぬ冷たい声。
tn「確かに俺たちは実際見たわけじゃない。だからグルさんも軍にいるのを黙認してるんやろ。俺たちだってAはそんなことせえへんって信じてた。でも、Aは否定しなかった……裏切ったんは、Aの方やろ！！」
会話は、そこまでだった。これ以上、両者とも理性で自分を制御できなかった。
二人とも、得物を手にした。ゾムは銃、トントンは剣を。
内ゲバとはとても言えない、激しい戦いが始まった。
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焔花(プロフ) - なむさん» あれ、まだ関西弁でしたか？ご指摘ありがとうございます。 (2020年4月5日 19時) (
レス) id: 501ef726e1 (このIDを非表示/違反報告)
黒夢_Kurom(プロフ) - rnさんは関西弁じゃないかと。。。 (2020年4月5日 10時) (レス) id: f94faa5d3a (このIDを非表示/違反報告)
なむ - htrnさんは関東住みなので関西弁ではないと思います… (2020年4月3日 21時) (レス) id: 578fe9d1f1 (このIDを非表示/違反報告)
焔花(プロフ) - アルさん» 既に自分のペース(亀)ですね。ありがとうございます、頑張ります！ (2020年3月12日 18時) (レス) id: 501ef726e1 (このIDを非表示/違反報告)
焔花(プロフ) - 紅葉さん» そう言ってもらえていただけると本当に嬉しすぎて作者が発狂します(笑)。ありがとうございます、頑張ります！ (2020年3月12日 18時) (レス) id: 501ef726e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：焔花 x他1人 | 作成日時：2019年7月27日 17時
