紫：お見舞い ページ16
＜�霤�side＞
中間｢ライブツアー終わったから感想メールが届いてますね｣
桐山｢Aちゃんが心配ですってメール多いなぁ…｣
中間｢アンコール出られへんかったからね。
あの日はちょっと疲れてただけで、全然元気なんで。
今日もしげに落書きされて怒っとったわ笑｣
桐山｢あ、写真見たわ！あれおもろかった〜笑｣
明日はAに会いに行く日。
ラジオから聞こえる淳太の話を聞いていると、
Aが病気なんて嘘じゃないかと思ってしまう。
しかし、現実は甘くない。
淳太
《今日A、話してる途中で気絶するみたいに寝ちゃった。
いつもよりテンション高くておかしかったのに
元気そうやから油断してたわ、ごめん。
感情が昂ると副交感神経が優位になっちゃうから、
明日会う時注意して見てほしいです。》
症状が現れていることをメールで知らされる。
《淳太のせいちゃうから。
教えてくれてありがとうな？
俺も気をつけとく》
翌日、知らない人に会うような緊張感を抱えて
病室のドアを開けた。
眠っているA。
優しく声をかけると、すぐに目を覚ました。
｢おはようさん。よぉ寝れたか？｣
A｢…え、なんではまちゃんおるん？｣
｢Aに会いに来たんよ｣
A｢淳太は？さっきまで話しとったのに…｣
｢淳太が来たのは昨日やろ？今日は俺が遊びに来たで｣
A｢嘘や。そんなはずない。なんで騙そうとするん？｣
Aは寝ていた自覚がなく、
一瞬で変わった環境に理解が追いつかないようだ。
スマホの画面を見せて1日経っていることを伝えると
混乱で呼吸が不安定になっていく。
｢今日は〇日。病気のせいでAは寝てしまったんよ｣
A｢寝てないし、病気じゃない。
私は元気やし、淳太も元気って言ってくれた。
はまちゃんは私を病気にしたいん？
そんなに私のことが気に入らない？｣
俺への不信感から攻撃的に声を荒らげるA。
これ以上感情が昂るのは、症状の悪化に繋がってしまう。
抵抗するAを無理やりに抱きしめると
子供のように声をあげて泣き出してしまった。
｢ごめんなぁ？怖いよなぁ。
急に淳太おらんくなったもんなぁ。
Aのこと大好きやのに俺泣かしてもうたなぁ｣
今ここにいるのが俺じゃなかったら
こんなに泣かずに済んだのかな。
気の利いた事も言えず、
ただただ謝るしかない自分に腹が立つ。
｢守ってあげられなくて、ごめんな｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 491人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
亜由 - 自分のペースで書いて下さい。シェアハウスのお話も楽しみしてます。 (2023年1月31日 4時) (
レス) id: 056f326efc (このIDを非表示/違反報告)
夜光(プロフ) - 亜由さん» 返信遅くなってすみません💦リクエストありがとうございます！ゆっくりですが、お答えできるように頑張ります！！ (2023年1月31日 0時) (レス) id: b668a8ff43 (このIDを非表示/違反報告)
亜由 - 主夢がインフルエンザにかかったお話を書いてもらえませか？ (2023年1月23日 3時) (レス) id: 056f326efc (このIDを非表示/違反報告)
亜由 - イブかクリスマスのお話を書いてもらえませか？書ける時でいいですから。 (2022年12月23日 16時) (レス) id: 056f326efc (このIDを非表示/違反報告)
夜光(プロフ) - 亜由さん» 感想ありがとうございます！更新頻度低めですが、楽しんでいただけると嬉しいです♪ (2022年12月20日 5時) (レス) id: 221577bf69 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夜光 | 作成日時：2022年3月26日 5時
