見つけてほしかった９【Seiya. S】 (ページ47)

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You side　※ ページ47

Aside

「Aぇ！group、守ってくれて。」

誠也「お礼言われるとか想像してなかってんけど。」

「ファンの方たちも、絶対に混乱はするけど「ありがとう。」って思ってくれるはずやで？だって、ここにおるAぇ！groupのファンの１人がそう思ってんねんから。」

リチャ「やったらええな。」

「大丈夫。みんなのこと叩く人はおらんよ。」

少しずつ冷静になって、みんなの顔色に目がいった。

「みんなさ、ご飯食べてちゃんと寝とる？」

Aぇ『……。』

「顔色悪いし、ほっぺお引っ越ししてもうてるし。」

「そんな顔でファンクラブの動画撮ったん？みんな冷静なったらそっちに驚かれてまうやん。」

誠也「もう撮ってもうたからな…。」

「まぁ、しゃーないけどな。」

晶哉「発表、30日にすんねん。」

「30…バタバタやんな。」

晶哉「ファンのみんなの気持ちって、僕たち５人でも抱えきれへんものやと思うんよ。」

「うん。」

晶哉「やから、Aちゃん年末関西に居ってくれへん？会いたくなったとき、いつでも会えるように。」

「…分かった。」

晶哉「よかった。」

晶哉が安心したように少し笑うけど、笑えてへんよ。

ずっと晶哉は周りを見て泣かずに話し合いとかしてきたんやろなって分かる。

なんで？って？

昔の私みたいやから。

周りの空気読んで、暗かったら明るくしようと無理するし自分の限界知らんのよ。

たぶんファンクラブの動画とか、最後に笑顔見せようとしとるんちゃうの？

…一番心配やねんけど。