誠也side ページ38
誠也side
Aが「今日暇な人おる？」って送ったらすぐについた６件の既読。
誰かがグループ通話にしたみたい。
大晴「俺暇やで！」
小島「俺も！」
正門「Aちゃん大丈夫なん？」
A「うん！ありがとう！…今日さ、会える？」
晶哉「え！ええの！？」
A「逆に来てくれるん？」
リチャ「みんなどこまでも行くやろ。笑」
晶哉「どこ集合でも良いですよ！」
A「どこがええんやろ。」
「Aの家は？」
A「遠くないん？」
「…俺が駅まで車出すからええんちゃう？」
小島「えっ！誠也くん車出してくれるんすか？」
「ん、リチャ以外は14時頃、連絡する駅におってくれたら。」
リチャ「え、俺自力で行く？」
「いや、智宏が車出してくれるって。」
リチャ「智宏くん？ええの？」
「暇そうやったから聞いたらええよーって。」
リチャ「ありがと。」
14時過ぎ、東雲家にAぇ！groupが全員集合した。
来て早々、晶哉がAにずっと隣に引っ付いてきて離れへんのやけど。笑
A「みんなわざわざありがとうな？」
正門「こっちこそ急にありがとうやけど…大丈夫なん？」
A「ん！みんなのおかげで割り切れたっていうか。」
晶哉「なら良かった！」
A「…集めといて特にこれ以外の話ないねんな。笑」
「ならさ、楽器部屋行ってみたら？」
晶哉「楽器部屋！？」
俺の提案に目を輝かせて反応した佐野と引っ付かれとるAを筆頭に、地下の楽器部屋に。
この前「新しく楽器買ってもらった！」って嬉しそうに連絡来たけど俺も見れてへんかったから丁度良い。
Aが戻ってきて歌ったあのとき以来、久しぶりの場所。
懐かしいな…って思いつつ足を踏み入れた。
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作者名：鶴 | 作成日時：2023年12月28日 14時
