晶哉side ※ ページ4
晶哉side
確かに迷うことやと思う。
せーやくん曰く、Aちゃんは妹みたいな存在らしいから。
「迷いますよね。」
誠也「……。」
「今、Aちゃんに電話してみませんか？」
誠也「え？」
「声聞いたら落ち着くかもしれないですし。」
誠也「んー。」
「…なら、僕が掛けてもいいですか？」
誠也「…ええよ。」
「ほな、一旦外で電話掛けてきますね？」
Aちゃんに電話をかけたら土曜日ってこともあったのかすぐに出てくれた。
A「もしもし〜晶哉？」
「久しぶり〜。」
A「どしたん？」
「いや、声聞きたいな〜って思っただけやけど？」
A「はいはい。笑 で？用件は？」
「誠也くんと話してほしいねん。」
A「え？せーちゃんと？全然話すけど？」
「電話代わるな？」
部屋に入って誠也くんにスマホを渡す。
A「もしもし？せーちゃん？」
誠也「久しぶり、ごめんな最近電話してなくて。」
A「いや、それは別にええねんけどさ。笑」
誠也「掛けてきてもええねんで？」
A「いや、一応こっちも忙しいからな？笑」
誠也「何かあるん？」
A「テストよ！ 世の中の学生はみんなテストっていう魔物にやられとるから！笑」
誠也「あー高校入って大変そうやもんな。」
A「誰かさんは…腰パンの生徒会長で？華道部で？英語のスピーチで二冠して？英検とか漢検とって？卒業式で答辞呼んで？……花男か！」
誠也「よう知ってんな！笑」
A「これでも一応ファンやからね。笑」
誠也「ありがと、元気出たわ。」
A「ん、またな。」
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作者名：鶴 | 作成日時：2023年12月28日 14時
