You side ページ24
Aside
反省会(？)を終えて、つかの間の休憩タイム。
晶哉「Aちゃーん！髪の毛セットしてー！」
「ええよ〜。」
アイロン片手にニコニコで呼んでくる大型k…晶哉。
晶哉「さっきと同じやつでお願いします！何人も誉めてくれたで！」
「ホンマ？良かったわ。」
晶哉「あっ！あれどうやった？」
「あれ？」
晶哉「Special Order！見たんやろ？」
「あー！凄かった！よしくんと矢花くんのダダダのとことか。笑」
晶哉「あそこ凄いよな！」
「矢花くん発案？」
晶哉「そうやと思うな。」
「あの発想はなかったもん！」
急に会話が止まったからどうしたんやろ？と思って鏡越しに晶哉を見たら、目があった。
晶哉「……。」
「どうした？」
晶哉「！何もないで？」
「嘘。どうしたん？」
晶哉「いや、大丈夫。」
「言って。」
晶哉「…気分悪くさせるかもやで？」
「ええよ。」
晶哉「その…さ、今回みたいにバンドのアドバイスよく頼むやん？」
「やな。」
晶哉「嫌じゃないん？」
「嫌？」
晶哉「…バンド演奏見るの。」
「…あー、そういうことね。辛くない？ってこと？」
晶哉「！…そう。やって、Aちゃんドラム叩いたらアカンのやろ？」
「せやなぁ。」
晶哉「もし俺やったらバンド曲見るのですら辛いよなって思って。」
「んー、辛くはないで？」
晶哉「ホンマ？」
「確かに晶哉見たら「やっぱドラムええな」っては思うけどさ？それよりみんなの役に立てる嬉しさの方が勝つねん。笑」
晶哉「そっか。」
「そう！やから、そんな泣きそうな顔せんとって？せっかく髪カッコよくセットするんやから！な？」
晶哉「…ありがと！」
この会話を楽屋のみんな耳をすませて聞いとったらしいっていうのは知らんかったけどな。笑
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作者名：鶴 | 作成日時：2023年12月28日 14時
