見つけてほしかった９【Seiya. S】 (ページ12)

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リチャside　※ ページ12

リチャside

電話を終えると、ちょうど４人が帰ってきた。

小島「あれ、リチャくん電話してました？」

「あー、うん。Aにな。」

晶哉「Aちゃんに？」

「末澤のこと頼もうと思って。」

晶哉「あー、さっきマネさんからのLINE来てたの見ました。最悪の場合せーやくん抜きで出るかもって。」

「そうならへんように、Aに連絡してん。」

正門「AちゃんはOKしてくれたんですか？」

「うん。今日の夕方に着くらしいな。」

大晴「じゃあ、あとはAちゃんと誠也くん次第って感じですね。」

「せやな。」

仕事が終わったから、スタッフさんに今日の感謝とご迷惑をおかけしましたって旨を伝えて、その足でレッスン場向かう。

夕方の６時頃、わっしょいの練習がちょうど休憩やったからスマホを確認したらAから「今末澤家着いたで、話してきます。」ってLINEが来てた。

「頼んだ。」って送って、みんなのところに戻る。

踊りの精度をあげたり、ボイトレしたり。各々、３日後に向けてボルテージ上がってんなって誰もが分かるくらい活気溢れたレッスン場。

いつも後輩に身長イジられながらも、頼りにされとる関ジュの最年長がいないこと以外は普段通りの光景。

俺らAぇ！groupの不安が後輩に伝わることがないように気を引き締めて過ごした。