今日:20 hit、昨日:41 hit、合計:28,542 hit
小｜中｜大
You side ページ10
Aside
せーちゃんに「A風呂先に入る？」って聞かれて「最後がいい」って言ったから、今はせーちゃんが入っとる。
オカン、リーくんたちは寝て、お手伝いさんたちは隣の家に帰ってった。
びっくりよな。
お手伝いさんのために、売られとった末澤家買って「住んでええよ！」って。
ヤバイやろ。
福岡におるときも、ホンマに気が向いたときだけやけど東雲グループのことは調べとった。
９年も経てば会社は大きく変わるわけで、もちろん大きな仕事も沢山しとったけど、経営の厳しい中小企業を傘下にして、また続けられるようにサポートする。みたいな仕事が多かった。
そのぶん、地方への顔も広くなって東雲グループの名前が昔以上に日本中に広がっとる。
話ちょっと戻るけど、みんな寝るの早すぎひん？
まだ９時やで？
あっ…そういうことな？
せーちゃんと２人の時間作ってくれたんか。
誠也「A〜、風呂開いたで〜。」
「はーい。」
ささっとお風呂を済ませてリビングに戻ると、せーちゃんがテレビ見とった。
「あがったで〜。」
誠也「おー、って髪乾かしてないやん。」
「いっつもすぐ乾かしてないねんもん。」
誠也「そんなん髪痛むって！」
「せやけどさー。」
誠也「せやけど〜じゃないて。ほら、行くで？」
「どこに？」
誠也「洗面所。……俺が乾かしたるから。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 200人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：鶴 | 作成日時：2023年10月9日 21時
