見つけてほしかった６【Seiya. S】 (ページ8)

今日:9 hit、昨日:11 hit、合計:28,490 hit

リチャside ページ8

リチャside

久しぶりすぎる雑談は止まることを知らんくて、ノンストップで３時間くらい話しとった。

急に押し掛けたみたいになった俺と丈にも夕食を用意してくれたみたいで、昔みたいに東雲家全員、お手伝いさんたち、みんなで食卓を囲んだ。

しのパパの「泊まってったらええやん！」って一言で俺、丈、末澤の３人は一泊させて貰うことに。

お風呂上がったら入れ替りで丈が来て、小さい声で話し出した。

丈「俺らは風呂上がったらすぐ寝よな。」

「もちろん。」

それだけの会話やけど思っとったことは同じやったんやって分かって安心。

もちろん俺らもAとは９年ぶり？の再会。

Aも本気で嬉しそうやった。

でも、Aが１番に待っとったのは末澤との再会なはずで、朝もバタバタしてたらしいし、まだ末澤とAが２人になる時間なかったはずやから。

俺らは雑談のときで結構話せたけど、末澤とAは俺ら抜きで話したいことって絶対あるやん？

もう立派な大人と中３になった２人やけど、最後に話したんは高校１年生と5歳のときやろ？

お互いに積もる話もたぶんあんねん。

せやから俺と丈はお風呂入ってすぐに布団が用意された部屋に行って寝ることにした。