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You side ページ42
Aside
話を聞いたら「詩だけAと会うとかズルい！」って理由でふみちゃん先生も来たらしい。
うん。………暇か！
いや、暇ではないけどそんな理由で来たん！？って思ってまうやん。
オカンとふみちゃん先生、うたちゃん先生の３人は思い出話に花を咲かせて楽しそう。
全く診察する気配のない雰囲気が15分ほど流れ、やっとうたちゃん先生が口を開いた。
詩「ほな、オカンはちょっと出てってもらった方がいいよな？」
「うん。」
文「はい！じゃあ、オカンとデートしてくるな！」
ふみちゃん先生がオカンと一緒に出ていった。
詩「よし！まず、いつからか教えて？」
「えーっと、８月に近所でずっとよくしてくれはった方が２人亡くなったんよ。」
詩「うん。」
「そのお葬式に出るためにこっち帰ってきてん。そのときかな？」
詩「それまでは何もなかったん？」
「前に治ってからは、ホンマに何もなかったな。」
詩「オッケー。あと、どんな風に聞こえにくい？」
「耳元でおっきい声で話されたら分かるくらいやな。普通の会話はほぼ聞こえへん。」
詩「昔と一緒？」
「せやな。」
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作者名：鶴 | 作成日時：2023年10月9日 21時
