見つけてほしかった６【Seiya. S】 (ページ41)

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You side ページ41

Aside

オカンに連絡した日から3日経って土曜日。

うたちゃん先生に都合つけてもらって、今日の夜会うことになった。

兵庫までは今回は新幹線で行くことになったから2時間半くらい?

前と同じように、川崎さんが家まで迎えに来てくれはった。

…新幹線って絶対高いよな?って思ったけど頑なに値段を見せてくれへんし、切符に書いてあるはずやのにその切符も「改札まで預かる」って言われたから手元にない。

大人しく新幹線に揺られて2時間半。

最寄り駅まで電車に乗って、そこからは車で家に向かう。

長旅に疲れて家で少しゆっくりしとったら、オカンが部屋に来た。

東雲母「A～行ってみる？」

敢えて何も言わずに接してくれるから

「せやな～。」

普段通りに生活しやすい。

うたちゃん先生の病院は綺麗で、ネットで見る限り結構人気らしい。

今日は診療時間終わった後に診てくれるらしいから人はほとんどおらんけど。

久しぶりに会ったうたちゃん先生はあのときのまんまで、顔を見るなり

詩「Aーー！！会いたかったで～！」

って抱き締めてくれた。

病院の先生が「会いたかった」ってどうなん？って思ったけど、うたちゃん先生のは「知り合いとして、ずっと会いたかった」って意味やからセーフか。笑

ビックリしたのは、うたちゃん先生だけやと思っとった診察室にふみちゃん先生もいてはったこと。

文「大きくなったな～！」

って抱き締めてくれたけど「なんで！？」ってなった記憶しかない。笑