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誠也side ページ38
誠也side
正門が少し遠慮しつつも言ったことの真意はすぐに分かった。
Aと変な噂が立たんように気を付けてほしいってことよな。
……しゃーないか。俺は昔、１回あったから。
「もちろん、俺も絶対気を付ける。」
リチャ「それにコイツ、この前Aから釘刺されたから大丈夫よな？笑」
正門「釘ですか？」
「せや。Aからずっと「電話はアカン」って言われとって理由を聞いたんよ。」
正門「はい。」
「そしたら「声バレしたら危ないから。とか、着信画面を他人に見られたらマズいから。」って言われてん。」
大晴「そんなことまで!?」
「せやねん。ツーショットも撮らせてくれへんし、もちろんAだけの写真もアカンって。」
晶哉「なんか、めっちゃ気ぃ付けてくれてますね。」
「ギリギリLINEは許してくれたレベルやで？」
小島「俺たちのためももちろんやけど、誠也くんのために考えてくれて…Aさんいい人ですね！」
「Aさんって…A佐野よりも年下の中３やで？笑」
大晴「だってリチャ末以外はAさんのこと知らないですからね？ 年下って言っても呼び捨ては…。」
晶哉「ね！流石にできないんで。」
そっか。Aの話、直接はしたことないか。
いつかAに、メンバーに会ってほしいとは思っとるけど、Aの性格っていうか…「ファンの人らに申し訳ない！」って言いそうやねんな。
いつか騙して会わせたろ。笑
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作者名：鶴 | 作成日時：2023年10月9日 21時
