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誠也side ページ4
誠也side
「A〜！朝ぶりやなぁ。」
Aが「朝ぶりって変やな！」っとツッコミつつ、こっちを振り返った。
A「リーくんと丈くん！？なんで！？」
丈「末澤に連れて来てもらってん！」
リチャ「久しぶりやな！A！」
Aと丈とリチャ、誰からともなく手を広げて抱き締め合う。
リチャ「会いたかった。」
丈「俺もやで！」
「私も！」
２人はAが引っ越した日以来やから…９年ぶりくらいか？
記憶がなかった俺のおらんところで、Aに俺のこと色々話すとか大変な役割を担ってくれた２人。
もっと言うたら、事件のとき。俺がリチャと丈に相談し始めたときからツラいこと背負わせてばっかやったなって今なら分かる。
そんな３人がお互いの存在を確かめ合うみたいに抱き合う姿は、その場のみんなの心に強く訴えかけてくるもんがあった。
俯瞰してみると、Aも中３でもちろんあのときよりは大きくなったけど身長がちっちゃいのは変わってなさそう。
…誰や？お前が言うんかい！って言った奴。
まぁええわ。
そして少しずつ冷静になったからこそいろんな疑問が湧き出てくる時間に入った。
今まで何しとったんやろ？
どうやって生活してんねやろ？
…耳は治ったんか？
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作者名：鶴 | 作成日時：2023年10月9日 21時
