見つけてほしかった６【Seiya. S】 (ページ28)

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リチャside ページ28

リチャside

「Aももう中３やし、俺たちと同じ部屋で寝るの嫌じゃないんかな？って思っただけやねんけど。」

A「あー！そゆことな。全く嫌じゃないで？」

「ならええわ。」

A「…リーくん優しいな。心配してくれたんやろ？」

「…改めて言うなや。笑」

A「そう言うとこ昔から好きやで。笑」

と言って部屋に戻ったA。

最近の子どもはみんなこうなんか知らんけど「好きやで」なんて普通に言うん？

…Aが純粋すぎるからか。

まぁ危機管理は小さい頃に教え込まれたはずやし心配はしてへんけど、男に関してはピュアすぎてちょっと心配やな。

俺たちは妹とか友達みたいな関係性やからええけど、福岡ではそうじゃない人の方が多いやろう。

…Aのこと信じるか。

廊下で１人考えとったら悩みの種が「リーくん？」って呼びに来た。

話し合いの末、俺と丈が布団、末澤とAがベッドで寝ることに。

Aはベッドってのは３人とも意見が一致してん。

そのあと「Aは１人で」って３人で言うたけどAが「ベッドに１人は申し訳ないから嫌」って言うねん。

Aをベッドで寝せるための案として誰かと２人ってことになった。

末澤のベッドは広いし２人で寝るくらい問題ない。

誰と？って末澤が言ったら「ベッドの持ち主やろ」ってAが言ったから末澤とA。

電気消したらAがすぐ寝たから俺らも早めに寝た。