見つけてほしかった６【Seiya. S】 (ページ24)

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You side ページ24

Aside

プルルル…プルルル…プルr

末澤母「はい？」

「もしもし～。Aです！」

末澤母「Aちゃん!?」

「はい！ご無沙汰してます！」

末澤母「久しぶりやな！」

「服、今朝届けてくれたって聞いてんけど、私が寝とったから会えへんくて申し訳ない…。」

末澤母「いやいや！私らも急に行ったからな。こっちにはしばらくおるん？」

「うん。もし末ママたちが暇なときがあったら家行きたいな。末澤家引っ越してから行ったことないし。」

末澤母「今晩は？」

「え！ええの？」

末澤母「もちろんええよ！」

「ほな、今日行かせてもらうな！」

末澤母「どうせならしのママとしのパパも来たらええやん！そしたら家の場所も分かるし。」

「うん！そうさせてもらう！」

末澤母「家出るときに連絡して～。ってしのママに言うとってほしいな。18時くらいからならいつでもOKやから。」

「伝えとくな。ありがと！またあとで～。」

末澤母「はーい。」

オカンたちにも話し、夕方まで家でゆっくりする。

時間になったから末澤家に向かって車を走らせた。

オカンの運転で向かう間、久しぶりの親子３人の車内は昔と同じ雰囲気で心地良い。

ウチの生活圏とは真逆の方向に進む道を走り続けて15分くらい。

「末澤」の表札が掛かる立派な一軒家の前に着いた。