見つけてほしかった６【Seiya. S】 (ページ23)

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You side ページ23

Aside

せーちゃんと感情をぶつけて話し合った昨日。

寝たのは24時過ぎ？くらいやのに起きたらお昼の11時でびっくりした。

今日帰る予定ではないし、ゆっくりできたっちゃゆっくりできてんけど…。

３人がおらへん。

「オカン～？」

東雲母「んー？」

「せーちゃんたちは？」

東雲母「なんか今日もダンスのレッスンなんやって。また帰ってくるって言っとったし、それまでのんびりしときや。」

「はーい。」

東雲母「お昼ごはん用意するから着替えておいで。」

「服ないで？」

東雲母「末ママが今朝「Aに！」ってくれたんよ。部屋に置いとるからお昼終わったら連絡し？」

「はーい。」

部屋に戻ると起きたときには気付かんかったけど服が何着か置いてあった。

末澤家の会社のブランドのロゴがタグにあるから、わざわざ持ってきてくれたんやって嬉しかった。

袖を通すとサイズはピッタリで、着心地もめっちゃ良い感じ。

お昼ごはんを食べ終わったから、末ママに連絡しようとして思い出す。

…末ママの連絡先、分からへんな。

「オカン～？末ママの連絡先教えて～。」

東雲母「あら？前は携帯に入れとったよな？」

「機種変したときにうまく引き継ぎできんくて何人か消えたんよ。」

東雲母「その中の１人なんやな。……はい、これな。」

「ありがと！」

部屋に戻って電話をかけた。