正門side ページ29
正門side
話し合いから分かるかもしれへんけど、言ってしまったら正門は聞くことに大賛成ってわけじゃなかった。
誰しも秘密にしたいことってあると思うし。
やから4人で話したときもそんなに意見を言うことはせーへんようにしてん。
でも、リチャ末が泣いたって分かったらなんか…モヤモヤして。
せっかく同じグループやのに、2人(丈くんも入れたら3人?)で抱え込んで俺らには「大丈夫やで!」って笑うんやろ?
何もできひんかもしらんけど、頼ってほしいっていうか…信用ないんかな?とか思ってまうやん。
4人で作戦会議をして、まずは丈くんに聞きに行くことになった。
丈くんの空いとる日にお店を予約して来てもらった。
丈「珍しいな、4人が話なんて。」
大晴「単刀直入に聞くんですけど…誠也くんと丈くんとリチャくん、俺らに隠し事してますよね?」
丈「隠し事…?」
小島「隠し事っていうか、Aって人のこと。」
丈「なんでそれ!?」
大晴「前から気になっとったんすよ。」
丈「前って…。」
「最初に聞いたんは夏松竹のときなんですけど。」
丈「夏松竹…もしかして俺の楽屋?」
「です。リチャくんと話してはりましたよね?すんません。聞くつもりはなかったんですけど、聞こえてしまって。」
丈「それは別にええねんけど…。」
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作者名:鶴 | 作成日時:2023年9月10日 21時